換気扇から異音がする!?考えられる原因と対処方法とは?
毎日のように使っている換気扇は、料理によって出た臭いや煙を吸い込んで排出し、部屋の空気の入れ替えをする、大切な役割があります。しかし換気扇を使っていると、普段とは違う音がする、音が気になることがあるかもしれません。この記事では、換気扇から異音が聞こえる場合に考えられる原因や、原因ごとに知っておきたい対処の方法について、詳しく解説をいたします。
換気扇から異音がする原因とは?
換気扇から、通常とは違う音がするようになった場合、どういった原因が考えられるのでしょうか。主な原因や、異音の種類などについてみていきましょう。
ファンに汚れがたまっている
換気扇の中にあるファンに、料理によって飛び跳ねた油汚れや、吸い込んだゴミやホコリなどが徐々に蓄積されると、回転のバランスが悪くなって異音がすることがあります。
ゴー、ボオー、といった低い音が聞こえるようになったら、油汚れが原因であることが多いです。
モーターの潤滑油が減っている
換気扇の回転軸には潤滑油が使われています。潤滑油は使っているうちに、徐々に減っていきます。キー、キュルキュルなど、摩擦をしているような音がしたら、潤滑油の不足によるものが原因だと思われます。
換気扇の部品にサビが発生している
キッチンは水を多く使う場所です。そのため、換気扇内の部品やモーターに水分が付き、サビが発生することがあります。ジー、ジジーという低い音がするようになったら、部品のサビによるものだと考えられます。
部品などの経年劣化
換気扇はある程度の年数、高い頻度で使用していると、経年劣化していきます。金属音や高い音などがしたら、部品の劣化が原因であることが多いです。換気扇はおおよそ10年ほどが寿命といわれています。劣化をそのままにすると、故障の原因ともなります。
異音をしたときの対処方法とは?
換気扇から異音がした場合には、原因によっては解決できることもあります。それぞれの対処方法についてみていきましょう。
油汚れを掃除する
換気扇内の油汚れによって異音がすると思われる場合には、掃除をして汚れを落としましょう。換気扇の部品を取り外し、ファンの部分を洗剤に付け置きます。重曹を使うことで、油が落としやすくなります。しばらくして、歯ブラシなどで汚れをこすり落としていきます。
潤滑油を塗る
回転軸の潤滑油が不足していることが原因と考えられる場合には、潤滑油を補充することで、異音を解消できます。潤滑油はグリスとも呼ばれていて、ホームセンターなどで入手することができます。スプレータイプのものが使いやすいです。
潤滑油を塗るには、最初にコンセントを抜き、換気扇内のシロッコファンを取り出します。そして、ファンの軸の部分に潤滑油を適量さしましょう。もし余分に付けてしまったら、換気扇を回した時に油が飛び散ってしまいます。多すぎた場合には、きちんとふき取っておきましょう。
サビや経年劣化による異音の場合には
内部の掃除をした、潤滑油の補充をしても、異音がまだ解消されない、という場合には、換気扇の部品や本体を交換することを検討しましょう。
経年劣化による故障やサビは、自力で修理することはむつかしいため、メーカーや専門の業者に依頼をすることが必要となってきます。不具合があるパーツによっては、部品の交換で元通りになることもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。換気扇からいつもとは違う音がする、変な音に気がついたら、換気扇になんらかの異常が発生している可能性が高いです。そのまま放置することはせず、換気扇内部の掃除や、点検をおこないましょう。それでも異音が止まらない場合や、経年劣化によるもの、サビによる異音だと分かったら、専門業者に依頼をするようにしましょう。